ヒンナヒンナとは・意味
「ヒンナヒンナ」とは、アイヌ語における「食事に感謝する言葉」。アイヌ語で「いただきます」や「ごちそうさま」という意味でも使われる。
「ヒンナ」は、食べ物をもらった時の「喜び」や「感謝」を声に表すための言葉だそうな。アイヌ語で「いただきます」は、「イペアン ロー」という。
「ヒンナ」だけでも「感謝」を表すことができるが、「ヒンナヒンナ」と二回繰り返す使い方も。「ヒンナー」や「フンナー」と発音されることもある。
「ヒンナ」は、主に中流以上の女性が使う言葉のようで、「フンナ」は下流の言葉であるという文献もある。また、男性の場合は、「ヒンナ」ではなく「イヤイライケレ(「ありがとう」の意味)」という言葉を使うそうだ。
参考文献:
アイヌ長老の教え 第2回 イヤィラィケレ(ありがとう)
第1回 アイヌ語入門
アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ
中級 アイヌ語テキスト 千歳方言
「ヒンナヒンナ」は、マンガ「ゴールデンカムイ」で使われたことで広まっていった。「オソマ(アイヌ語で「うんこ」の意味)」と並び、ネットでもよく使われている。
1巻の5話「北鎮部隊」にて、罠で獲れたリスを鍋で食した際、アシリパさんが「ヒンナヒンナ」と言いながら食べていた。
アシリパさん:
ヒンナヒンナ杉本:
なんだいそれ?アシリパさん:
食事に対する感謝の言葉
私たちは食べながら言うんだ杉本:
ヒンナ引用:ゴールデンカムイ 1 5話「北鎮部隊」より
アシリパさんが説明しているように、「ヒンナヒンナ」は食べ物に対して感謝の気持ちを表す言葉で、食べながら言うのがアイヌの習慣とのこと。命を食べることに対し、感謝する気持ちを表す意味があるのだろう。
【ゴールデンカムイ軒】会場・日程確定!!
完全無料ご招待制で『ゴールデンカムイ飯』がご賞味いただける
会場は東京・渋谷道玄坂の「渋谷百軒店ノ小屋」さまに決定!
1日限りの開店日は今年9月22日(木・祝日)!ぜひよろしくお願いします! pic.twitter.com/PrBv7lOwqU— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) 2016年8月12日
最新8巻、発売1週間前!
混戦必至な北の大地の金塊争奪戦、
合間に吹き抜けるは春の風。
杉元のオソマ大好きな
アシ(リ)パさんの笑顔も咲きこぼれます。
合戦激化・笑顔満開の8巻、8/19(金)発売です。
ぜひお手元にどうぞ! pic.twitter.com/c5JqRuWo6H— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) 2016年8月12日
「ゴールデンカムイ」では、「美味しい」というニュアンスでも使っているが、上述したように「ヒンナ」は食べ物に対する感謝や感嘆を表す言葉なので、本来の使い方ではない。しかし、食べ物に対して感謝しながら食べているのであれば、あながち間違いとも言えないだろう。
【ゴールデンカムイ軒】メニュー⑤/⑥
「渋谷道玄坂ゴールデンカムイ軒」ヒンナな6品+1?
シメの<5品目>ユ(ク)オハウ
エゾシカ一頭分の様々な部位と行者にんにくを大鍋で煮込んだ料理。お好みでオソマを入れて召し上がれ。 pic.twitter.com/IC1nYbExqP— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) 2016年8月16日
最新9巻発売まであと1ヶ月!!
白石が脱獄王となった理由、土方と永倉の雄々しき秘話……
知りたい疑問が解消される!?
混戦共戦必至の最新9巻は11/18(金)発売です!
もちろん美味しいグルメもございます。食事に感謝、ヒンナヒンナ。
ぜひお手元にどうぞッ! pic.twitter.com/ZDBase0p67— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) 2016年10月18日
「ポプテピピック」で登場した「ヒンナヒンナ」
「ポプテピピック」の【110】のオチで、ポプ子が「ヒンナヒンナ」と言っているが、これは「ゴールデンカムイ」を元ネタにしたもの。
これは、ポプ子が「イエ〜イ ダンジョン(で)飯 イエ〜イ」と言いながら、モンスターを鍋で煮て食べ、「ヒンナヒンナ」がオチという四コマ。
詳しくは単行本で
→ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション) Kindle版