「肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右」は弱点である。
ここを突かれたらひとたまりもない。
肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右の元ネタ
肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右の元ネタは、衛藤ヒロユキのマンガ『魔方陣グルグル』に登場するボス・カセギゴールドの弱点、とされるものである。
第1巻にて、勇者ニケはさらわれたククリとミグを助けにノコギリ山に潜入し、道中、魔物に捕まった妖精グリエルに出会う。グリエルはボスのカセギゴールドが自分の弱点を大声で叫ぶのをたまたま聞いてしまい、友達100人に言いふらしたがために捕まってしまった。
グリエルが聞いたその弱点とは、
肩の後ろの二本の角の真ん中にあるトサカの下のうろこの右
であった。
もう一度言う。ボスの弱点は「肩の後ろの二本の角の真ん中にあるトサカの下のうろこの右」である。
しかし、この長ったらしい弱点をニケたちは覚えられず、妖精の部屋を出た後、ニケがミグの兄ザザにボスの弱点を確認したところ、ザザはこう答えた。
肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右
ザザはこう覚えてしまっていた。想像すると恐ろしい出で立ちのボスである。
さらにダンジョンを進むとボスの弱点の記憶が脳内で改ざんされ、最終的に以下がボスの弱点であることで落ち着いた。
肩車して後ろ向きに乗り2本のゴボウを持った歌舞伎顔の男
そして、ノコギリ山のボスがいる部屋にたどり着いたニケたちは、「肩車して後ろ向きに乗り2本のゴボウを持った歌舞伎顔の男」の姿で現れ、その不気味な出で立ちにボスはおろか、ククリとミグまで逃げ出してしまった。
とんでもない記憶違いをしているニケたちだが、このカセギゴールドというボスは、部下のタテジワネズミが書いた台本がないとちゃんとしたセリフが言えないというポンコツなボスである。タテジワネズミはどうせ勇者は来ないと思い、適当な台本を書いており、カセギゴールドは勇者との戦いの前に台本を見ながらこんなセリフを吐いた。
ワッハッハッ
よく来たな勇者よ!
オレ様の強力な水中バレエを見て思い切り笑ったあとは
魚も泳ぐ戦国風呂を味わうがよい!!
このオレ様がお前らのハナミズを飲みつくしてくれるわ!
ちなみに台本がないと、以下のように語順がめちゃくちゃなセリフになってしまうカセギゴールドである。
とにかく・・・
殺すぞお前らをオレはいいか!!
ひとつ言えるのは、この回に登場するヤツらは全員アホである。
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