「ジャコビニ流星打法」は野球の試合でバットが折れて打球と共に飛んで言った際などに用いられる言葉。
ジャコビニ流星打法の元ネタ・意味
これはマンガ『アストロ球団』に登場する技の一つである。
アストロ球団は超人が野球をするという超人野球マンガ。9人の超人が超人球団を作って打倒大リーグを目指して戦うわけだが、マンガの序盤ではまだその9人の超人が揃っていない。
主人公である宇野球児は他の超人を集めようとするわけだが、二人の超人が仲間になり三人となったところで出会った明智球七郎と球八という双子の超人はすんなりと入団してくれない。二人はすでに阪急に入団していたため、そこに勝負を挑んで超人球団へと入団させることになる。
球七郎と球八は弟の球八が兄を高く投げ上げてホームランボールをキャッチするという超人技を持つ。その守備を破るため球児達は黒部ダムで修行に励む。最初はダムを越すような打球を打てるように特訓していたがどうしてもダムをこすことができない。
そんな時に夜空を見上げるとそこには流星群が…。そう、それこそが『ジャコビニ流星群』であった。その流星群を見て何かを思いつく球児。
そして迎えた阪急との試合、バッター球児がホームラン性の当たりを放つと、打球と一緒に折れたバットの破片がスタンド目がけて飛んでいく。球七郎は高く飛び上がるもどれがボールなのか区別することができず、バットをキャッチしてしまいボールはスタンドへ。ホームランとなり双子は超人球団へと入団することとなった。
このように、わざとヒビを入れておいたバットで打ち、打球と共にバットの破片を飛ばすのが『ジャコビニ流星打法』である。
ジャコビニ流星群というのは連載当時にも話題になっていた実在の流星群であり、つまりは時事ネタである。アニメ『トップをねらえ!』ではこのアストロ球団をパロった「ジャコビニ流星アタック」なる技が登場したりする。
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