勝てばよかろうなのだァァァァッ!!の元ネタ
「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」というフレーズは、マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のラスボス、カーズの台詞。
柱の男であるワムウとカーズとの戦いでは、ワムウとはジョセフ・ジョースターが、カーズとはリサリサがそれぞれ一対一で決闘することとなる。
ジョセフがワムウを打ち倒し、続いてリサリサがカーズと戦うことに。
戦いが始まってすぐ、リサリサは背後から迫るカーズの攻撃をかわし、顔面に波紋の蹴りを入れる。顔面を吹っ飛ばされあっけなく倒れたかと思われたカーズだったが、実はこれはカーズではな影武者だった。
影武者に気を取られたリサリサを背後から突き刺すカーズ。胸から血を流すリサリサを前にカーズは次のように言い放つ。
フン!くだらんな〜〜〜〜〜
一対一の決闘なんてなあ〜〜〜〜〜っこのカーズの目的はあくまでも「赤石」!
あくまでも「究極生物」になること!!ワムウのような戦士になるつもりもなければ
ロマンチストでもない……
どんな手をつかおうが…
……最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!
このセリフとともにもう一度リサリサを切りつけるカーズ。
さらに次のページでは「とどめッ!」ともう一発リサリサに食らわしている。
直前までワムウが見せたジョセフとの正々堂々たる戦いとは対象的に、非道っぷりを見せつけるカーズ。目的のためには手段を選ばないという悪役ぶりに、ラスボスらしさを感じる。
汎用性の高い「勝てばよかろうなのだ」
この「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」は、その独特な語感が特徴的であることから、改変されたりコラになったりとネタとして広く使われているセリフである。
他のマンガやアニメ作品で「◯◯なのだ」などという語尾で話すキャラクターがいれば、この台詞を言わせるのが定番。
「◯◯なのだ」で話すキャラの代表格といえばハム太郎。あまりの作風の違いが生み出すギャップが人気。
試合ってのはなァ!!!!結果が全てなんだよ!!!!!!!!決勝トーナメントいけりゃあいいんだよ!!!!!!!!なあハム太郎!!!!お前もそう思うだろ!!!!???!!!!そうなのだ!!!!!勝てばよかろうなのだ!!!!!へけ!!!#Worldcup#サッカーW杯 pic.twitter.com/xZR4lU3drN
— 鹿島崇 (@takashi0704) 2018年6月29日
「勝てばよかろうなのだ」がハム太郎の「三大名言の一つ」とネタになることもある。
非常に使いやすい台詞なので、ゲームやスポーツなどで「内容は良くなかったけど、勝ったからいいや」といった感じのときによく使われている。
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