オヤコロは相手を許さない時に使う言葉。
間違ってもオヤツはコロッケの略ではない。マクドのグラコロとも関係ない。
オヤコロの意味・元ネタ
オヤコロとは「僕に逆らう奴は親でも殺す」の略である。元ネタはマンガ『黒子のバスケ』の登場人物・赤司征十郎(あかしせいじゅうろう)のセリフ。
このセリフは全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会ウインターカップの会場にて、赤司の呼び出しでキセキの世代(後述)の5人+主人公の黒子テツヤが顔を合わせた時に使われた。黒子のチームメイトである火神大我(かがみたいが)が居合わせ赤司に声をかけるが、赤司はかつての仲間にだけ話があったため部外者である火神を邪魔に思い、緑間真太郎が持っていたハサミ(その日のラッキーアイテムらしい)を借り、ハサミを持ったまま火神の顔に向けてパンチを繰り出した。かろうじてパンチを避けた火神に対し赤司はこう言い放った。
よく避けたね
今の身のこなしに免じて今回だけは許すよ
ただし次はない
僕が帰れと言ったら帰れ
この世は勝利がすべてだ
勝者はすべてが肯定され 敗者はすべて否定される
僕は今まであらゆることで負けたことがないし この先もない
すべてに勝つ僕はすべて正しい
僕に逆らう奴は親でも殺す
なんとも物騒な行動とセリフである。「親でも殺す」というフレーズはさすがに地上波でそのまま放送することができないため、アニメ版では『僕に逆らう奴は親でも許さない』 に変更された。これではオヤコロではなくオヤユルになってしまうが。
※バスケ強豪校の帝光中学校には赤司を含め10年に1人現れる天才が同世代に5人同時に存在したことから、キセキの世代と呼ばれており、赤司は帝光中学の主将を務めていた。
単行本第13巻「第113Q 待たせたね」より
黒子のバスケ 13
キセキの世代の中学時代を描いた帝光編でも赤司はこのセリフを言っている。力をつけてきた紫原敦に5本勝負の1対1(ワンオンワン)を申し込まれ、赤司は危うく負けそうになるが途中で豹変し「あまり僕を怒らせるな。僕に逆らう奴は親でも殺すぞ」と言い放ち、最終的に赤司が勝利した。作中の時系列では帝光編でのセリフが先である。
単行本第25巻「第221Qテツヤ」より
黒子のバスケ 25 (ジャンプコミックス)
他にも赤司はこんな名(迷)言を残している。
赤司率いる洛山高校と、赤司と中学時代のチームメイトでありキセキの世代の一人でもある緑間真太郎が在籍する秀徳高校が対戦する際、勝たせてもらうと言い放った真太郎に対し、赤司はこう言い返した。
「僕が今まで間違ったことを言ったことは一度もない。すべてに勝つぼくはすべて正しい」
ズガタカの意味
ズガタカとは「頭が高いぞ」の略で、相手を屈服させるための言葉。
火神は赤司に二度目に会った際、「黄瀬も・・・そしてお前も必ずぶっ倒す!」と言い放つが、赤司はこう言い返した。
「僕と目線を変えずに話すことを許しているのは 僕に従う者だけだ。逆らう者は何人たりとも見下ろすことを許さない」
そして火神の肩に軽く手を乗せただけで火神に尻もちをつかせ、「頭が高いぞ」と言い放った。この「頭が高いぞ」を略したのが「ズガタカ」であり、試合中にも「頭が高いぞ」というセリフを放っている。
赤司の身長は173cm(中学入学時は158cm)でバスケ選手として小柄な方だが、一年生ながら洛山高校バスケ部の主将の座に君臨するほど特別な力を持っている。そして自分を見下ろす者や向かってくる者に対しては「頭が高いぞ」という言葉とともに屈服させる。
単行本第20巻「第178Q・すぐにわかるよ」より。
こいつこのお方が赤司征十郎様である
黒子のバスケ 20